文献詳細
増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
4 診断
文献概要
ここでは,大人を対象とする精神科外来で遭遇しやすい知的障害を伴わない比較的軽症の自閉スペクトラム症(DSM-5で定義される重症度水準「レベル1」程度,ICD-11では6A02.0に相当する)や注意欠如・多動症,もしくは診断閾値以下と考えられるケースを想定して質問に答えることとする。
参考文献
1)青木省三,村上伸治:自閉スペクトラム症の診断をめぐって 主として思春期以降の例について.精神経誌 119:743-750, 2017
2)吉田友子:自閉スペクトラムと自閉スペクトラム症 「グレーゾーン」再考.児童青年精神医学とその近接領域 58:537-543, 2017
3)吉田友子:本人への診断説明(診断告知).精神科治療学 35 増刊号:113-117, 2020
4)宮岡等:成人後に発達障害が疑われた事例への対応.精神医学 62:1011-1017, 2020
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