文献詳細
増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
6 治療
文献概要
A 対象者の言語・認知・運動能力の発達状況に加え,発達症特性(自閉傾向,こだわり,感覚過敏,パニック傾向など),生活環境,併存症の有無をアセスメントし,ケースの特徴および治療目標に適したアプローチを選択することが基本です。介入にあたり,基本的安全感,自己効力感,自尊感情が保たれるよう配慮し,できるだけ他者との意思疎通を促進する方向性をもつプログラムを用いることが自閉スペクトラム症(ASD)支援における大切なポイントです。
参考文献
1)ロバート・L・ケーゲル,リン・カーン・ケーゲル(編),氏森英亜,清水直治(監訳),自閉症児の発達と教育.二瓶社,2002
2)Ozonoff S, Dawson G, McPartland J:A parent's guide to Asperger syndrome & high-functioning autism. Guilford, New York, 2002
3)Guralnick M(ed):The effecitiveness of early intervention, Paul H Brookes, Baltimore, MD, 1997
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