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文献詳細

雑誌文献

精神医学65巻5号

2023年05月発行

文献概要

増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98 6 治療

Q68 自閉スペクトラム症の治療のポイントを教えてください

著者: 十一元三1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科人間健康科学系

ページ範囲:P.742 - P.747

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A 対象者の言語・認知・運動能力の発達状況に加え,発達症特性(自閉傾向,こだわり,感覚過敏,パニック傾向など),生活環境,併存症の有無をアセスメントし,ケースの特徴および治療目標に適したアプローチを選択することが基本です。介入にあたり,基本的安全感,自己効力感,自尊感情が保たれるよう配慮し,できるだけ他者との意思疎通を促進する方向性をもつプログラムを用いることが自閉スペクトラム症(ASD)支援における大切なポイントです。

参考文献

1)ロバート・L・ケーゲル,リン・カーン・ケーゲル(編),氏森英亜,清水直治(監訳),自閉症児の発達と教育.二瓶社,2002
2)Ozonoff S, Dawson G, McPartland J:A parent's guide to Asperger syndrome & high-functioning autism. Guilford, New York, 2002
3)Guralnick M(ed):The effecitiveness of early intervention, Paul H Brookes, Baltimore, MD, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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