文献詳細
増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
6 治療
文献概要
A 発達障害の方が医療機関を受診する場合,発達障害そのものの症状を主訴に受診することは少なく,一定の水準での社会的不適応,もしくは不適応感を抱え受診を希望しています。具体的には,抑うつや不安などの情緒的な症状,被注察感,妄想様体験などの精神病的な症状,周囲との対人関係のもつれなど,多彩な症状を呈していることが多く,これらの状態に対しては,背景にある発達障害の問題も加味した上で,支持的精神療法的な対応を行う必要があります。
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