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文献詳細

雑誌文献

精神医学66巻12号

2024年12月発行

特集 「治療を終える」に向き合う

特集にあたって フリーアクセス

著者: 福田正人1

所属機関: 1群馬大学

ページ範囲:P.1501 - P.1502

文献概要

 「いちど担当した患者さんには,一生付き合うつもりでいなさい」,精神科医として駆け出しの頃,先輩からそう教育を受けた。精神医学と精神医療の限界に基づく指導だったのだろうが,病気からの回復を求めて受診する身にとっては,「治療を終える」を目標にしたいのは当然の気持ちである。
 精神疾患の特質から「治る」とまで言えないことが多いとしても,リカバリーの考え方が広がってきていても,「治療を終える」について受診者ときちんと話題にしたことがあったろうか。医療者として「治療を終える」ことを意識して目指してきただろうか。そうした反省から「治療を終える」をテーマとした特集を企画した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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