icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学66巻12号

2024年12月発行

特集 「治療を終える」に向き合う

【統合失調症】 〈essay〉

仲間が考える「治療を終える」

著者: 松本キック1

所属機関: 1サンミュージック

ページ範囲:P.1574 - P.1575

文献概要

 私,松本キックはお笑い芸人であり,「松本ハウス」というコンビ名で活動している。そして,相方のハウス加賀谷は統合失調症の当事者でもある。私は加賀谷の仲間として,三十数年という年月を共に歩んできた。統合失調症は加賀谷という人間を構成するピースの一つと捉え,一人の人間として接してきた。もちろん加賀谷のすべてを知るわけではない。正直,知らないことのほうが多いかもしれない。専門的な知識を身に着けてもいなければ,常にサポートできるわけでもない。ただ私の場合は,単純に仲間として,できることをできる範囲で注力してきたにすぎない。しかし「治療を終える」ということを考えたとき,実は私のような,仲間という存在も重要となるのではないだろうか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら