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増大号特集 精神科診療における臨床評価尺度・検査を極める—エキスパートによる実践的活用法 Ⅱ章 疾患別の評価尺度・検査 神経発達症群
注意欠如多動症の評価尺度・検査—ASRS-v1.1,ADHD-RS-5,Conners 3日本語版,CAARS日本語版,WURS,CAADID日本語版,DIVA-5
著者: 辻井農亜1
所属機関: 1富山大学附属病院こどものこころと発達診療学講座
ページ範囲:P.509 - P.513
文献購入ページに移動注意欠如多動症(ADHD)は,年齢または発達水準に合わない不注意,まとまりのなさ,および/または,年齢または発達水準に対して過剰な多動-衝動性が障害レベルに達することにより特徴づけられる神経発達症である。ADHDはしばしば成人期まで持続し,その結果,社会的,学業的,および職業的機能の障害を伴う。ADHDのスクリーニング,診断や重症度の把握,治療効果判定には,児童青年期または成人期と発達に応じてさまざまな尺度が開発され,臨床から研究まで幅広く用いられている。本稿では,わが国で使用される主な評価尺度・検査について概説する。
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