文献詳細
特集 —身体疾患の患者・家族のこころを支える—コンサルテーション・リエゾン精神医学
コンサルテーション・リエゾンにおける多職種協働の実際
著者: 奥野史子12
所属機関: 1伊勢赤十字病院看護部 2聖路加国際大学大学院看護学研究科博士後期課程
ページ範囲:P.1202 - P.1208
文献概要
コンサルテーション・リエゾン精神医学は,総合病院で多職種が協働し精神的支援を提供する分野である。チーム医療の重要性が強調され,2012年に精神科リエゾンチームが診療報酬化された。チーム活動の成果が報告されているが,精神保健スタッフがおのおのの役割を理解し合い,連携を強化することで患者のケアを改善することが期待できる。複雑困難な問題への対応について,コンサルテーションの基本を理解すること,精神分析的視点や社会学的アプローチなどが,チーム内外における事象の理解を助け,解決に結び付く一助となる。精神看護専門看護師の立場から,経験を踏まえ,多職種協働について述べた。
参考文献
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