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文献詳細

雑誌文献

精神医学7巻1号

1965年01月発行

文献概要

研究と報告

Hirnamin大量投与の精神療法的意味について—いわゆる依存的精神療法の設定から

著者: 三浦岱栄1 小此木啓吾1 延島信也1 馬場礼子1 岩崎徹也1 玉井幸子2

所属機関: 1慶応大学医学部神経科 2武蔵野病院

ページ範囲:P.49 - P.59

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I.まえがき
 精神療法は,治療者・患者間の心理的相互作用によつて,患者になんらかの治療的変化を生みだす治療方法である。
 近年の薬物療法の進歩は,逆説的ではあるが,精神療法の進歩を著しく促進した。その理由は,この心理的相互作用が無媒介には起こりにくい対象についても,薬物を媒介にすることによつて,心理的影響を受けやすい状態の成立が可能になつたからである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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