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研究と報告
躁状態様病像を呈した全身性エリテマトーデスの1症例
著者: 清水英利1 大森勇1 仁木繁1
所属機関: 1徳島大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.896 - P.900
文献購入ページに移動1875年に,Kaposi & Hebra1)により,エリテマトーデスに精神症状が見られることが最初に記載されて以来,多数の報告が行なわれてきた。エリテマトーデスにおいては,かなり高率に精神症状を発呈するとされ,その病像も,単なる意識障害から,大精神病の症状を呈するものまで,あらゆる精神症状が知られている。最近私たちは,内因性の躁病を思わせるようなエリテマトーデスの患者に接することができたので,この症例について詳細に報告したい。
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