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東ニューギニアにおける民族精神医学的調査
著者: 荻野恒一1
所属機関: 1南山大学
ページ範囲:P.933 - P.938
文献購入ページに移動I.はじめに
ニューギニアは,世界で2番目の広大な島であるが,現在これが2分されて,東半分はオーストラリア政府によつて,西半分はインドネシア政府によつて統治されている。南山大学束ニューギニア学術調査団6名は,文部省大学研究助成金により,昭和39年8月から12月にかけて約110日間,オーストラリア政府によつてTerritory of Papua and New Guineaと命名されている東ニューギニア,とりわけ高地を中心に,文化人類学的調査を行なつた。そしてこの調査団の一員荻野は,社会精神医学的ないし民族精神医学的観点からの調査に従事したので,ここにその結果の概要を報告する。なおここに報告する事柄に関する具体的資料および文献のうち,とくに興味深く思われる若干の個別的テーマは,本誌における〔資料〕欄に次号以下2回に分けて報告する。
ニューギニアは,世界で2番目の広大な島であるが,現在これが2分されて,東半分はオーストラリア政府によつて,西半分はインドネシア政府によつて統治されている。南山大学束ニューギニア学術調査団6名は,文部省大学研究助成金により,昭和39年8月から12月にかけて約110日間,オーストラリア政府によつてTerritory of Papua and New Guineaと命名されている東ニューギニア,とりわけ高地を中心に,文化人類学的調査を行なつた。そしてこの調査団の一員荻野は,社会精神医学的ないし民族精神医学的観点からの調査に従事したので,ここにその結果の概要を報告する。なおここに報告する事柄に関する具体的資料および文献のうち,とくに興味深く思われる若干の個別的テーマは,本誌における〔資料〕欄に次号以下2回に分けて報告する。
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