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文献詳細

雑誌文献

精神医学7巻11号

1965年11月発行

研究と報告

最近の向精神薬の治療成績の検討—Taxilanの精神疾患に対する臨床経験を中心に

著者: 田中善立12 荒谷道巳3 大平常元3

所属機関: 1岩手県立南光病院 2岩手県精神医学研究所 3東北大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.995 - P.1001

文献概要

I.はじめに
 精神障害者に対する精神薬物療法が始められてから,すでに12〜3年になる。事実1952年J. Delaysによつて,Chlorpromazine1)が,精神科領域の治療薬として卓効があることが認められて以来,まつたく,精神医学の臨床治療面に一大転回をもたらした。
 しかしながら,その後応接に暇がないほど類似の精神薬物が続出したが,この1年ばかりはいくぶんおちついてきたようすでもあり,またこの領域の反省期であるともみなしえよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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