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研究と報告
最近の向精神薬の治療成績の検討—Taxilanの精神疾患に対する臨床経験を中心に
著者: 田中善立12 荒谷道巳3 大平常元3
所属機関: 1岩手県立南光病院 2岩手県精神医学研究所 3東北大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.995 - P.1001
文献購入ページに移動精神障害者に対する精神薬物療法が始められてから,すでに12〜3年になる。事実1952年J. Delaysによつて,Chlorpromazine1)が,精神科領域の治療薬として卓効があることが認められて以来,まつたく,精神医学の臨床治療面に一大転回をもたらした。
しかしながら,その後応接に暇がないほど類似の精神薬物が続出したが,この1年ばかりはいくぶんおちついてきたようすでもあり,またこの領域の反省期であるともみなしえよう。
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