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文献詳細

雑誌文献

精神医学7巻12号

1965年12月発行

研究と報告

老年期における神経症患者の予後(その2)—症例の検討

著者: 大原健士郎1 清水信1 藍沢鎮雄1 吉沢勲2

所属機関: 1慈恵医大精神神経科教室 2湘南病院精神神経科

ページ範囲:P.1069 - P.1076

文献概要

I.はしがき
 さきに著者ら18)は,老年期における神経症患者の予後を推計学的に検討し,予後不良群に家庭内葛藤をもつ者が多いこと,孤独感を訴えたり隠居をしている者が多いこと,配偶者との死別期間の長い者ほど予後が悪いことなどを指摘した。この論文ではこれらの症例を臨床的に再検討し予後良好群,やや良好群,不良群の間にどのような差があるかを比較することを目的とした。
 なお,予後の判定基準はさきの論文において詳述したのでここではふれない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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