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文献詳細

雑誌文献

精神医学7巻2号

1965年02月発行

文献概要

研究と報告

Ethosuximide(Epileo)のてんかん治験

著者: 荒井紀久雄1 斎藤佳一1 木村英一1

所属機関: 1弘前大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.153 - P.158

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 (1)Ethosuxinimideをてんかんの諸発作型,おもに小発作absenceを対象に25例に投与し,発作型に対する効果を見たが,50%以上の発作抑制効果の見られたものは,小発作群中でその74%であつた。けいれん発作群や精神運動発作群にはあまり有効でなかつた。
 (2)脳波の改善が9例中5例に見られた。
 (3)Minoaleviatinと効果を比較してみると,14例中,より有効2例,同程度9例,劣るもの3例であつた。
 (4)副作用は頭痛・食欲不振・身体動揺感などが多いが,ことに重篤な副作用はない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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