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研究と報告
森田療法の実際における二,三の変化について
著者: 近藤喬一1 大原健士郎1 藍沢鎮雄1 清水信1 坂口実1 阿部亨2 山崎恒夫2
所属機関: 1慈恵医大精神神経科教室 2高良興生院
ページ範囲:P.701 - P.704
文献購入ページに移動昨年11月に第1回精神病理・精神療法学会が東京で開かれた。そのおり,われわれは高良興生院における森田療法の実際を紹介し,合わせて2,3の技法上の変格について論じたが,討論の労をとられた九大の西園氏より質疑が提出され,また懸田教授よりも同様主旨の発言があつた。この問題については,当日午後行なわれたシンポジウム「精神療法の限界と危険」においても,九大桜井教授と慈大藤田との間に討論があり,さらに西園氏より紙面での発表を要望された。今回,発表論文を精神医学に掲載する機会をえたので,それに答え,かつ,われわれの立場を明らかにする意味から,合わせていささか以下に論じてみたい。
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