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文献詳細

雑誌文献

精神医学7巻9号

1965年09月発行

研究と報告

更年期ないし初老期に初発する抑うつ状態について—更年期うつ病をめぐつて

著者: 後藤彰夫1

所属機関: 1国立国府台病院精神科

ページ範囲:P.797 - P.804

文献概要

I.はじめに
 更年期ないし初老期に初発する抑うつ状態は広く更年期うつ病とよばれているが,これらのうちに躁うつ病圏のうつ病と異なる特殊な疾患が存在するか否かについては多くの議論がある1)〜22)。また,われわれが臨床場面でこれらの抑うつ状態を診たとき,その症状や経過が多彩なためその診断や処置,さらに予後への見通しが十分につかず,対症的な療法に終始することが多い。このような多彩な抑うつ状態を病像の詳細な観察により整理し,予後への適確な見通しをうる目的でこの研究を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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