icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学7巻9号

1965年09月発行

文献概要

研究と報告

PZ 1511の陳旧性分裂病に対する使用経験

著者: 岡本重一1 木村定1 阪口起造1 亀廣市右ヱ門1

所属機関: 1関西医科大学精神科

ページ範囲:P.829 - P.838

文献購入ページに移動
I.緒言
 精神分裂病に対する薬物療法は,近年長足の進歩を示しているが,今回,欠陥分裂病に特異的な効果を示すといわれている(Krankheitspezifisch)PZ 1511を使用する機会をえ,すでにその一部使用経験を発表したが,その後さらに症例数も増え,また他の発表にはほとんど見られなかつた本剤の大量療法をも平行して実施したので,あらためてここにその綜合成績を報告する。ちなみにP Z1511の構造式は第1図のごとくで,抑うつ剤imipramineの核に,Haloperidol,Benperidol類似のDipiperonの側鎖がついている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?