文献詳細
研究と報告
文献概要
I.緒言
精神分裂病に対する薬物療法は,近年長足の進歩を示しているが,今回,欠陥分裂病に特異的な効果を示すといわれている(Krankheitspezifisch)PZ 1511を使用する機会をえ,すでにその一部使用経験を発表したが,その後さらに症例数も増え,また他の発表にはほとんど見られなかつた本剤の大量療法をも平行して実施したので,あらためてここにその綜合成績を報告する。ちなみにP Z1511の構造式は第1図のごとくで,抑うつ剤imipramineの核に,Haloperidol,Benperidol類似のDipiperonの側鎖がついている。
精神分裂病に対する薬物療法は,近年長足の進歩を示しているが,今回,欠陥分裂病に特異的な効果を示すといわれている(Krankheitspezifisch)PZ 1511を使用する機会をえ,すでにその一部使用経験を発表したが,その後さらに症例数も増え,また他の発表にはほとんど見られなかつた本剤の大量療法をも平行して実施したので,あらためてここにその綜合成績を報告する。ちなみにP Z1511の構造式は第1図のごとくで,抑うつ剤imipramineの核に,Haloperidol,Benperidol類似のDipiperonの側鎖がついている。
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