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研究と報告
新抗うつ薬N-7048(Noritren)の臨床経験
著者: 佐々木邦幸1 藤谷豊1 栗原雅直1 大熊文男2 野口拓郎3 遠藤俊一4
所属機関: 1東京大学医学部精神医学教室 2国立国府台病院 3同愛記念病院 4土田病院
ページ範囲:P.949 - P.954
文献購入ページに移動われわれは,数年前から各種抗うつ薬の臨床的検討を行なつてきているが,これらのいわゆる抗うつ薬として一括される薬物群は,中枢刺激作用を主とするものから,神経安定作用を主とするものまで,それぞれの特性に従つて分類されうることを述べた1)。
今回,新種の抗うつ薬N-7048(Noritren)を,内因性うつ病を初め,精神分裂病を含む各種精神疾患患者に試用したので,この臨床経験をまとめ,他の抗うつ薬との比較において考察を加えた。
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