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文献詳細

雑誌文献

精神医学8巻7号

1966年07月発行

文献概要

研究と報告

4-Hydroxybutyrate sodiumおよび4-Butyrolactoneの臨床精神医学的応用

著者: 田中善立12 迎昶12 高柳嘉次12 武藤朗12 三神芳彦12 宮腰孝3 荒谷道己3 大平常元3 佐藤清煕3 相沢宏邦4

所属機関: 1岩手県立南光病院 2岩手県精神医学研究所 3東北大学医学部精神医学教室 4宮城県立名取病院

ページ範囲:P.602 - P.607

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I.緒言
 4-hydroxybutyrateおよび4-butyrolactoneに関しては,すでに多くの生化学的および薬理学的実験がなされ,かつまたLaboritら1)によつて,神経外科手術の麻酔剤として応用されていることが報告されている。
 われわれはすでに基礎実験2)で,ラットの脳皮質切片をもちいて,本物質の脳組織呼吸・K-効果・乳酸生成について,amobarbital,chlorpromazine,alcoholのそれらにおよぼす影響とを比較検討した。以上の実験結果を基礎にして,今回,臨床精神医学的応用を試みたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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