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文献詳細

雑誌文献

精神医学8巻9号

1966年09月発行

文献概要

研究と報告

Fluphenazine enanthateの使用経験

著者: 大高忠1 小林美智子2

所属機関: 1東京医科歯科大学神経精神医学教室 2久留米ケ丘病院

ページ範囲:P.759 - P.765

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I.はじめに
 Fluphenazine enanthateは,従来より使用されているfluphenazine(dihydrochlorideまたはmaleate)と同じ母体をもつphenothiazine系誘導体であるが,これまでのfluphenazine塩酸塩と異なる点は,fluphenazineのenanthic acid(heptanoic acid)esterであり,非水溶性,易油溶性のため,胡麻油に溶した注射液のかたちをとっていることである。
 本剤は第1図のような構造式と化学式をもち,分子量は549.70である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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