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文献詳細

雑誌文献

精神医学9巻10号

1967年10月発行

文献概要

研究と報告

抑うつ状態に対するamitriptyline-diazepam併用療法について

著者: 野沢栄司1 米沢照夫1 根岸敬矩1

所属機関: 1千葉大学医学部神経科

ページ範囲:P.768 - P.773

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I.はじめに
 向精神薬の出現は,精神科領域の治療上に大きな進歩と変革をもたらしたが,各種向精神薬の作用とその適応がしだいに明らかにされるとともに,2種類あるいはそれ以上の薬剤の併用がよりすぐれた効果を現わす場合も多く報告されている。
 われわれは,すでに精神科領域の各種症状に対するdiazepamの使用経験について報告し,そのさい,神経症領域の患者,とくにヒステリー,心気,不安状態に対して有効であるとともに,抑うつ神経症,反応性うつ病などの抑うつ状態に対しても有効であることを認め,とくにそのenergizer的効果に注目した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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