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研究と報告
慢性分裂病患者に対する向精神薬投与の効果判定について—Chlorpromazine,reserpine,perphenazine,propericiazineの投与例について
著者: 島薗安雄1 中川允宏1 昇塚清民2 島田昭三郎2 浅井方通2 松井岩男3 高瀬克忠3
所属機関: 1金沢大学医学部神経精神医学教室 2常盤園 3福井県立精神病院
ページ範囲:P.917 - P.926
文献購入ページに移動(2)精神症状評価表(P. E. S.)の諸項目を2群(a,b)に,また行動評価表(B. R. S.)の諸項目を3群(c,d,e)に大別し,この5つの大項目ついて評価点の変動を調べ,一見してわかるグラフにまとめた。
(3)得られたグラフに表現された各薬物の特徴と,薬物の既知の1臨床効果との間にはかなりの一致がみられた。したがつて,比較的簡単な著者らの評価整理法によつても,その薬物の効果をかなり適確に把握しうるものと思われた。
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