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研究と報告
仮称「発熱-緊張症状群」の2例
著者: 浅尾之彦1 有岡巌1 稲森次郎1 大海作夫1 中川治1 西村公宏1 西村暉子1 南耀子1
所属機関: 1奈良県立医科大学神経精神科学教室
ページ範囲:P.207 - P.211
文献購入ページに移動いわゆる「急性致死性緊張病」なるものは,1832年Calmeil4)により報告されて以来,相当多くの症例が報告されているが,この状態に対する診断名には,多くの用語が使用され,その概念もいまだ一定したものがあるとはいいにくい。
この場合の症状は重篤であり,また,予後が悪く,その名に示すごとく,死の転帰をとるものが多い。
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