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文献詳細

雑誌文献

精神医学9巻6号

1967年06月発行

研究と報告

Phenothiazine系薬剤による光アレルギー反応について—過敏な皮膚症状を呈した1分裂病症例における検討

著者: 須田茂雄1 平井富雄2

所属機関: 1東京大学医学部付属病院精神医学教室 2東京大学医学部付属病院分院精神医学教室

ページ範囲:P.449 - P.456

文献概要

Ⅰ.緒言
 わが国にphenothiazine系化合物が登場してから10年余の年月が経過した。現在使用しうるこの種の薬剤だけでも数十におよび,その適用法・副作用についても多くの研究・報告がなされている。その結果,使用法も,臨床的にある程度定式化したといつてよい。
 一方副作用については,使用当初過敏とさえ思われる注意・配慮がなされ,その報告5)6)12)〜15)についても各方面にわたるものがみられたが,最近ではパーキンソニスムスのほか,ときにみられる肝障害,無顆粒細胞症以外はほとんど注目されていないように思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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