文献詳細
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
第3回日本精神病理・精神療法学会シンポジウム
文献概要
I.はじめに
私はまず,われわれが「現存在分析」という立場をとるとき,必ず問題とせざるをえない二つの点について,簡単にふれておきたい。
第1は「現存在分析」というとき,それが具体的にいかなる立場を指すのかということ,そしてそれにからまる,その立場の正統性の問題である。
私はまず,われわれが「現存在分析」という立場をとるとき,必ず問題とせざるをえない二つの点について,簡単にふれておきたい。
第1は「現存在分析」というとき,それが具体的にいかなる立場を指すのかということ,そしてそれにからまる,その立場の正統性の問題である。
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