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文献詳細

雑誌文献

精神医学9巻8号

1967年08月発行

研究と報告

精神医学領域における比較家族研究的接近(その2)—知見の概要とその考察(Ⅰ)

著者: 三浦岱栄1 小此木啓吾1 馬場礼子1 岩崎徹也1 北田穣之介1 林田基1 南坊満里子1 滝口俊子1

所属機関: 1慶大医学部神経科

ページ範囲:P.577 - P.584

文献概要

Ⅰ.まえがき
 本報告(その1)1)でわれわれは,比較家族研究の方法の概要とその方針を述べた。今回は,この接近によつて得られ,昭和40年10月の第2回日本精神病理・精神療法学会に報告した知見の概要とその考察を述べたい。なにぶんにもぼう大な資料である。一家族の症例報告でも精神療法の1例報告に倍する。そこで,なんとか,われわれの知見のよき伝達をはかるために,家族力動パターンについての全体的な見通しとともに,そのパターンを代表する症例を紹介するというかたちをとりたいと思う。
 ただし,この報告(昭和41年7月投稿)にあたつて,つぎのような方法論上の反省をいだいている事実を付記しておきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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