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文献詳細

雑誌文献

胃と腸1巻2号

1966年05月発行

今月の主題 早期胃癌〔2〕

症例

胃平滑筋肉腫(2症例の報告と文献考察)

著者: 山本浩1 渡辺弘1 佐野量造2

所属機関: 1国立がんセンター外科 2国立がんセンター病理部

ページ範囲:P.163 - P.172

文献概要

1.緒言

 胃における悪性腫瘍の中,肉腫の占める割合は内外報告例共に0.5~2.0%で,また全肉腫に対する胃肉腫の発生頻度は報告者によって多少の相違はあるが,およそ3~5%といわれている.しかも胃肉腫の70%はリンパ肉腫であり,平滑筋肉腫は10~25%にすぎず,外国においてはかなりの症例が集計せられているが,本邦においては最近岡野37)(1964)が報告したものを含めて30余例を数えるのみである.

 われわれは最近胃外発育型および胃内発育型を示す噴門部胃平滑筋肉腫の2例を経験したのでこれをここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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