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文献詳細

雑誌文献

胃と腸1巻3号

1966年06月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌〔3〕 綜説

ファイバーガストロスコープによる直視下胃生検に関する2,3の問題点

著者: 常岡健二1 竹本忠良2 木暮喬3 平塚秀雄4 中島義麿5 吉井隆博6 近藤台五郎7

所属機関: 1日本医科大学 2東京大学中尾内科 3東京大学放射線科 4平塚外科胃腸科病院 5日本医科大学放射線科 6日本医科大学病理 7川島胃腸クリニック

ページ範囲:P.221 - P.228

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Ⅰ.緒言

 胃生検法はこれを盲目生検法と狙撃生検法の二つに大別するのが普通である.盲目的に生検するか直視下に狙って生検するかでわけたものである.このほか生検鉗子を使用するか,陰圧吸引した組織を刃で切断するかの相差によっても分類することができよう.

 挿入察観したり,胃カメラ撮影をやったりして苦労したものである.同じ吸引生検法でもX線透視下に生検器の位置をコントロールしたり,目的の部位に用手誘導した場合はまったく盲目的な採取とはいえないにしても,直視下採取のように限局性病変にたいし正確に狙撃生検を行なうことは不可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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