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文献詳細

雑誌文献

胃と腸1巻5号

1966年08月発行

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文献紹介「The Gradient of Malignancy in Lymphoid Lesions of the Stomach」 フリーアクセス

著者: 多賀須幸男1

所属機関: 1国立がんセンター病院内科

ページ範囲:P.505 - P.505

文献概要

 胃リンパ腫(広義の)の予後調査結果とその組織所見を対比検討した.対象はPhiladelphiaのGraduate Hospitalで手術された24例で,21例は胃切除で,3例は切除不能のため放射線で治療された.

 年齢30~73歳平均56歳,病悩期間1~18ケ月.主症状は腹痛(32例)で,2例で腋窩リンパ節腫脹を認めたが,生検で良性と診断された.X線検査でリンパ腫が疑われたものは4例で,1例は良性ポリープ,他は胃癌と診断された.過酸2,正酸12,無酸7例.細胞診は7例中4例陽性であったが,リンパ腫と診断できたものはない.5年以上予後を追跡できたのは24例中17例で,うち10例が3年以内に再発死亡し,他の7例は5~13年健在である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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