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文献詳細

雑誌文献

胃と腸1巻8号

1966年11月発行

今月の主題 ポリープ〔2〕

綜説

胃ポリープの内視鏡所見と病理

著者: 古沢元之助1 肥山孝俊1

所属機関: 1九州大学医学部井口外科

ページ範囲:P.783 - P.792

文献概要

Ⅰ.はじめに

 胃ポリープとは胃粘膜の局所的異常増殖により,胃内腔へ突出した周囲胃粘膜から判然と識別し得る腫瘤であって,明らかに癌と区別し得るものをいうといわれ1)2),また,これには上皮性のポリープと,表面を粘膜がおおってはいるが実質は非上皮性のポリープとがあるともいわれており3),その定義をめぐって,種々討議されているが,こういった胃内腔へ突出した病変をすべて胃隆起性病変と呼ぶことをすすめている人もある4).しかし,ここではあくまでも組織学的に腺腫性ポリープと判明したものだけを対象とし,それらの内視鏡所見,癌との鑑別診断,臨床病理についてふれてみよう.以下,単にポリープと記載した場合は腺腫性胃ポリープを指している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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