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文献詳細

雑誌文献

胃と腸1巻8号

1966年11月発行

文献概要

今月の主題 ポリープ〔2〕 研究

新しいファイバーガストロスコープについて

著者: 竹本忠良1 常岡健二2 近藤台五郎3

所属機関: 1東京大学医学部中尾内科 2日本医科大学内科 3川島胃腸クリニック

ページ範囲:P.841 - P.848

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Ⅰ.緒言

 ファイバースコープの改良にあたってもっとも大切な点は像の鮮明度を損なうことなしに,より使いやすいものにしてゆくことである.便利な機構がそなわっても,イメージファイバーの質などを落さなければならないのでは完全な胃内視鏡の改良とはいいがたい.実際にはファイバースコープの径,先端部構造などに大きな制約があるので良いイメージファイバーを入れ,しかもいろいろな機構を組込むことは技術的に大いへん困難なことである.

 しかし,より一層優秀でしかも使用に便利なファイバーガストロスコープ(Fibergastroscope以下FGS)をつくろうとする意欲と,これまで多種類のFGSを手がけてきたことによって蓄積された高度の技術とが結合し,このたび町田製作所の新らしいFGSが完成したので,それらの構造,性能の概略についてのべる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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