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文献詳細

雑誌文献

胃と腸1巻9号

1966年12月発行

文献概要

今月の主題 胃粘膜下腫瘍 綜説

胃粘膜下腫瘍のレ線診断

著者: 増田久之1 井上修一1 荒川弘道1

所属機関: 1東北大学医学部山形内科

ページ範囲:P.931 - P.942

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Ⅰ.はじめに

 胃の良性腫瘍,ことに粘膜下腫瘍は無症状に経過することが多く,また上腹部痛,吐血などを訴え,あるいは腫瘤を指摘され,胃癌と診断されて,術後に粘膜下良性腫瘍と判明するので,まれなものとされていた.しかし最近ではレ線や内視鏡検査法が発達し,細胞診も進歩をとげ,また胃集団検診が行なわれるようになって,無症状のものが発見され,粘膜下良性腫瘍の報告例が増加している.われわれの集計によれば,わが国では昭和36年までに胃筋腫は91例の報告があったが1),昭和41年3月までの報告は245例に達し,最近数年間の報告例は著しく多くなっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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