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今月の主題 胃粘膜下腫瘍 綜説
胃粘膜下腫瘍のレ線診断
著者: 増田久之1 井上修一1 荒川弘道1
所属機関: 1東北大学医学部山形内科
ページ範囲:P.931 - P.942
文献購入ページに移動胃の良性腫瘍,ことに粘膜下腫瘍は無症状に経過することが多く,また上腹部痛,吐血などを訴え,あるいは腫瘤を指摘され,胃癌と診断されて,術後に粘膜下良性腫瘍と判明するので,まれなものとされていた.しかし最近ではレ線や内視鏡検査法が発達し,細胞診も進歩をとげ,また胃集団検診が行なわれるようになって,無症状のものが発見され,粘膜下良性腫瘍の報告例が増加している.われわれの集計によれば,わが国では昭和36年までに胃筋腫は91例の報告があったが1),昭和41年3月までの報告は245例に達し,最近数年間の報告例は著しく多くなっている.
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