icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻1号

1975年01月発行

今月の主題 胃粘膜―(1)早期胃癌の背景として

座談会

胃粘膜―胃局在病変の背景として

著者: 青山大三1 竹本忠良2 望月孝規3 中村恭一4 岡部治弥5

所属機関: 1杏林大学放射線科 2東京女子医科大学消化器内科 3虎の門病院病理学科 4癌研究会癌研究所病理部 5北里大学内科

ページ範囲:P.12 - P.24

文献概要

 岡部(司会) 本日は,お忙しいところをお集まりいただきまして,ありがとうございます.

 このたび,「胃と腸」の発刊10周年を迎えるにあたり編集会議でいろいろと企画を練った結果,局在病変の診断学はこの10年の間に非常に進み微細診断と呼称するほどになりましたが,その局在病変が発生してくる母地としての胃の粘膜に改めて目を向けないと,いまから先の更にすすんだ診断学――とくに,いまから問題になりますⅡbなどの診断学等――の発展もありえないのではないかということが話題となりました.そこで局在病変よりもその周辺の粘膜をとりあげてみようかということになったわけです.これはある意味では慢性胃炎,または正常粘膜の診断ということにもなろうかと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら