文献詳細
今月の主題 胃粘膜―(1)早期胃癌の背景として
主題
文献概要
胃病変の診断を歴史的にみると古くから陥凹と隆起の発見につとめ,その性状を解析してきた.一方,病理組織学的診断の方は陥凹隆起にはもちろん注意してきたが,平坦とみなされる部分においてもミクロの場としての診断がなされてきて,これは確固として動かしがたいものである.そこで臨床と病理との離反をどのようにして縮めるかが近年のテーマであろう.
ここ十数年来,日本で早期胃癌が提唱され,その症例も増加の一途をたどっている.しかしこれらを反省してみるとⅠ,Ⅱa,Ⅱc,Ⅲ等の隆起か陥凹かの病変が多く,過去の隆起陥凹と比べてみるとその程度が極めて僅少になってきている.
ここ十数年来,日本で早期胃癌が提唱され,その症例も増加の一途をたどっている.しかしこれらを反省してみるとⅠ,Ⅱa,Ⅱc,Ⅲ等の隆起か陥凹かの病変が多く,過去の隆起陥凹と比べてみるとその程度が極めて僅少になってきている.
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