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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻11号

1975年11月発行

胃と腸ノート

大腸血管造影のmerit(4)

著者: 木戸長一郎1

所属機関: 1愛知県がんセンター放射線診断部

ページ範囲:P.1448 - P.1448

文献概要

 感受性の高い種々の検査やX線診断の技術開発にもかかわらず,消化管の出血源が不明な症例は相当数あり,Katzによれば19~22%に及ぶ.大量出血の場合,出血源の局在診断が患者の生と死を決定する理である.

 選択的血管撮影が出血源探索に有用であることはBaumらにより,1963年以来報告されて来た.実験では毎分0.5~0.6mlの出血量があれば血管撮影において証明されると言われている.Nusbaumらは60例の消化管出血症例に対し75%の高率で出血源を発見した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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