文献詳細
今月の主題 胃の良・悪性境界領域病変
座談会
胃の良・悪性境界領域病変
著者: 望月孝規1 中村恭一2 市川平三郎3 福地創太郎4 佐野量造5 吉井隆博6 長与健夫7 村上忠重8 芦沢真六9
所属機関: 1東京都立駒込病院病理学科 2筑波大学医学専門学群病理学教室,癌研究所病理部 3国立がんセンター放射線診断部 4虎の門病院消化器科 5国立がんセンター第1組織病理部 6埼玉医科大学第1病理学教室 7愛知県がんセンター病理部 8東京医科歯科大学第1外科 9東京医科大学内科
ページ範囲:P.1494 - P.1510
文献概要
長与先生が新幹線の故障で遅れられるということで,ちょっと残念です.というのは,境界領域という言葉が示すように,これを癌とするか,良性とするか,あるいはその間の中間的な存在とするかは,全くといってもいいほど病理学的な問題であり,そのために,今日は病理のご専門の方5人──早期胃癌研究会に御関係の病理学者の全部に当たるわけですが──にご出席いただいて,この問題を煮詰めていただこうと思ったわけです.ことに長与先生は,境界領域の診断を決める細胞学的な特徴だとか,あるいは構造異型の問題など,一番初めに整理した論文を発表されたように思っておりますので,ぜひ長与先生にきていただきたかったのですが,もし間に合わなければ誌上ででも参加していただくことにいたしましょう.
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