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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻12号

1975年12月発行

文献概要

今月の主題 全身性疾患と消化管 症例

Behçet病における小腸多発潰瘍

著者: 三好洋二1 田村矩章1 佐久本健1 福本四郎1 田中弘道1 五明田学2

所属機関: 1鳥取大学医学部第2内科 2鳥取大学医学部中検病理

ページ範囲:P.1629 - P.1633

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 1937年,H. Behçetが口腔粘膜・眼部および外陰部の再発性アフタ性潰瘍の3主徴を呈す疾患をBehçet病として発表して以来,今日では本疾患は多彩な臨床症状を呈する全身性疾患として認識されるようになってきたが,その症状の中でも,腸潰瘍は神経症状と並んで重篤な合併症として知られている1)2)

 著者らも,不全型のBehçet病患者において回腸の多発潰瘍をX線的及び内視鏡的に診断し,手術により治癒した症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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