icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻12号

1975年12月発行

--------------------

書評「肝障害―アルコール・薬物障害例とその病像」 フリーアクセス

著者: 武内重五郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学

ページ範囲:P.1633 - P.1633

文献概要

 近年,アルコール消費量の急速な増加とともに,わが国においてもアルコールに由来する肝障害が臨床上の大きな問題となってきた.また,多くの新薬の登場により,それと平行して薬物による肝障害症例もしばしば遭遇されるところであり,現在肝疾患患者に接したとき,詳細なアルコール摂取歴と薬剤使用の有無に関する病歴聴取は不可欠のこととなっている.

 このように,アルコールおよび薬物による肝障害に対する関心が高まっているとき,千葉大学伊藤進博士により本書が刊行されたことは,きわめて意義深いことと思われる.伊藤博士はこれらの問題の重要性に早くから注目し,多数の症例について精細な観察をつづけ,すぐれた業績を発表してこられた方であるからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら