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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻12号

1975年12月発行

今月の主題 全身性疾患と消化管

症例

内視鏡的に経過観察しえた直腸潰瘍の1例

著者: 多田正大1 竹田彬一1 加藤三郎1 仁木弘典1 中木高夫1 郡大裕1

所属機関: 1京都府立医科大学第3内科

ページ範囲:P.1665 - P.1668

文献概要

 大腸の炎症性疾患のうち非特異性大腸炎の範疇に包括されている潰瘍性大腸炎,Crohn氏病,単純性潰瘍(いわゆる非特異性結腸潰瘍),孤立性直腸潰瘍などの病態については今日なお議論が多く,臨床的にも病理学的にも鑑別診断は難しいことが多い1)

 著者らも最近,直腸に発生した非特異性の潰瘍の1例を経験したので,その臨床像,色素撒布法を併用した内視鏡所見,および生検組織の検討から他の類似非特異性大腸炎との鑑別を試み,同時に内視鏡的経過観察から興味ある知見を得たので併せて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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