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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻2号

1975年02月発行

文献概要

今月の主題 胃粘膜―(2)潰瘍,ポリープの背景として 主題

胃潰瘍の背景としての胃粘膜―内視鏡的立場より

著者: 斎藤利彦1 上田順1 高里良孝1 李正雄1 芦沢真六1

所属機関: 1東京医科大学内科

ページ範囲:P.163 - P.170

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 胃粘膜変化としての慢性胃炎と病変に共存した粘膜変化については,今までに数多くの内視鏡による報告がある.今回,われわれは胃潰瘍を中心に,その背景にみられた病変について内視鏡的立場から述べる.

 当教室における1960年10月から1973年8月までの約13年間の胃内視鏡検査総例数12,886症例中,潰瘍は3,554症例(約27%)である.このうち,1年以上経過観察をした症例は481例である.これらの胃潰瘍をもとに,その背景としての胃粘膜所見を,①胃潰瘍と併存した胃病変,②胃潰瘍経過観察時の粘膜所見,について検討する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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