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今月の主題 胃粘膜―(2)潰瘍,ポリープの背景として 主題
胃隆起性病変の背景としての胃粘膜病変と胃液分泌機能
著者: 福地創太郎1 望月孝規2
所属機関: 1虎の門病院消化器科 2虎の門病院病理学科
ページ範囲:P.179 - P.183
文献購入ページに移動胃隆起性病変には種々の型があるが,そのうち,粘膜下腫瘍は胃粘膜の形態学的変化や胃液分泌機能との直接の関連が乏しいと考えられる.また,いわゆるたこいぼ型のびらん,あるいは疣贅状胃炎とよばれる病変は,一般に萎縮の少ない,胃酸分泌のよく保たれている胃粘膜に好発し,胃液の自己消化作用による頻回のびらんの結果として発生するものと考えられるので,むしろ消化性潰瘍と近縁の病変と見なし,今回の検討からは除外した.
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