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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻2号

1975年02月発行

研究

巨大皺襞を示す胃疾患の外科臨床的考察―特に巨大皺襞症について

著者: 小池綏男1 飯田太1 松田国昭2 草間次郎3 池田忍3

所属機関: 1信州大学医学部第2外科 2信州大学医学第2内科 3長野市草間病院

ページ範囲:P.229 - P.237

文献概要

 胃巨大皺襞症は1888年フランスのMénétrierの記載に始まるが,その概念は現在必ずしも統一されておらず,胃巨大皺襞症を表現する用語は多数みられる.

 巨大皺襞という用語と巨大皺襞症という用語は本来区別して用うべきであって,巨大皺襞を示す胃疾患のうちで癌・肉腫などを除外した胃粘膜の良性,非腫瘍性,増殖性疾患を巨大皺襞症として取り扱うべきであろう.われわれは巨大皺襞を示す胃疾患について臨床的ならびに病理学的立場から検討し,特にその中で巨大皺襞症の病態について考察を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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