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症例
胃ポリープの癌化例
著者: 望月福治1 上野恒太郎1 久道茂1 大柴三郎1 武田鉄太郎2 山形倫2
所属機関: 1東北大学医学部山形内科 2宮城県成人病センター
ページ範囲:P.347 - P.350
文献購入ページに移動家族歴および既往歴:特記すべきものはない.
現病歴および臨床経過:自覚的に消化器症状はなかったが,昭和44年12月胃集団検診を受けたところ,幽門前庭部に陰影欠損状の所見と十二指腸球部の変形が指摘された.昭和45年2月に直接X線検査を行ない幽門前部に陰影欠損像がみられ,ついで施行したGTFでは幽門前部に有茎性の胃ポリープが認められ,同時に行なった生検細胞診では癌細胞陰性であった.
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