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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻3号

1975年03月発行

文献概要

症例

側方表層進展を伴う胃腺腫(Ⅳ型)の1例

著者: 中野眼一1 中村卓次1 緒方伸男2 梅沢秀一2 原田哲夫2

所属機関: 1群馬大学医学部第1外科 2原町赤十字病院外科

ページ範囲:P.351 - P.354

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 われわれは胃ポリープを病理組織学的に分類しているが,なかでも腫瘍性ポリープ,とくにⅣ型ポリープの癌化の危険性が高いことを報告してきた.Ⅳ型ポリープはかなりの異型を示すので,病理組織学的に癌との鑑別が問題となることからも重要なポリープとして注目されている.

 最近われわれは組織学的にはどこにも癌と診断できる程の異型が認められないにもかかわらず,かなり広範囲の側方進展を示したⅣ型ポリープを経験したので,境界域病変として問題のある症例と考え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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