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文献概要
症例
S状結腸にみられた若年性ポリープ(Juvenile polyp)の1治験例
著者: 正司政夫1 中川原儀三1 素谷宏1 南場一郎2 松原藤継3
所属機関: 1金沢大学医学部第2外科学教室 2金沢大学医学部小児科教室 3金沢大学医学部中央検査部病理
ページ範囲:P.355 - P.359
文献購入ページに移動1847年Guersantが“小児の肛門より脱出する直腸ポリープ”を報告して以来,直腸,結腸の若年性ポリープは,諸外国において,現在までかなり報告されているが,本邦では,1973年までに40例が報告されたに過ぎず,比較的稀な疾患といえる.これはMorsonの分類による過誤腫性ポリープ(hamartomatous polyp)で,悪性変化は少ないとされている.われわれは,最近,この1例を経験し治癒せしめたので,その概略を紹介するとともに,若干の文献的考察を加えたい.
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