icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻3号

1975年03月発行

文献概要

研究

家族性大腸ポリープ症の胃病変

著者: 青木望1 藤原睦憲1 岩間毅夫2 宇都宮譲二2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部病理 2東京医科歯科大学医学部第2外科

ページ範囲:P.361 - P.368

文献購入ページに移動
 家族性大腸ポリープ症(以上FPCと略す)は主に大腸に限局して無数の腺腫がびまん性に発生し,しかもそれらが高率に悪性変化し,メンデルの常染色体性優性遺伝法則に従って子孫に遺伝する疾患と考えられている.大腸の病変が極めて特異な形態を示すために,諸家の関心は専ら大腸ポリープに向けられてきた感があったが,最近,胃,歯牙や骨などに随伴性病変が高率に発見されるようになり,それらについての報告も増加しつつある.

 さきに著者らはFPCの胃病変について報告したが,今回はその病理組織学的面を中心として述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら