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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻4号

1975年04月発行

今月の主題 症例・研究特集

症例

生検で診断しえたReactive Lymphoreticular Hyperplasiaの1例

著者: 須沢博一1 松岡健1 清水浩安1 草間昌三1 飯田太2 丸山雄造3

所属機関: 1信州大学医学部第1内科 2信州大学医学部第2外科 3信州大学医学部中検病理

ページ範囲:P.449 - P.453

文献概要

 胃 Reactive Lymphoreticular Hyperplasia(以下胃R. L. H.)は1928年Konjetznyが慢性胃炎の特殊型として記載しており,臨床的にはX線・内視鏡で早期胃癌と類似した像を示すためその鑑別が求められ,組織学的には悪性リンパ腫への移行に興味が注がれている.その本態については疑問な点も多いが,炎症性および反応性増殖と腫瘍性との問題をめぐり議論が繰返されている.われわれはX線・内視鏡でⅡcを疑い,生検を行なって術前に診断をつけ得た胃R. L. H.を経験し,その組織学的検索で興味ある所見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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