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書評「負荷試験」
著者: 山中学1
所属機関: 1東大
ページ範囲:P.475 - P.475
文献購入ページに移動 ある臓器の機能を知ろうとする揚合に,幾つかの検査を組み合わせたり,あるいはある種の負荷を与えてそれに対する反応性を観察したりする.とくに安静時には異常を認めなくても,負荷することにより,異常を見いだしうることも少なくない.この目的で行なわれる検査を負荷試験といっているが,これはまた臓器の予備能力を知る検査の1つともいえよう.しかしこれら負荷試験はその目的,原理および反応機序を正しく理解しなければ,正しい結果は得られず,また得られた成績を正確に判定することはできない.
さらに負荷試験で忘れてならないことは,負荷そのものによる副作用の出現であり,また適応と禁忌の判断を誤れば,検査のために症状の悪化を招く場合すらあるということである.
さらに負荷試験で忘れてならないことは,負荷そのものによる副作用の出現であり,また適応と禁忌の判断を誤れば,検査のために症状の悪化を招く場合すらあるということである.
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