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文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻4号

1975年04月発行

胃と腸ノート

腹部単純撮影でとらえられる腹腔内病変(2)

著者: 片山仁1

所属機関: 1順天堂大学医学部放射線科

ページ範囲:P.476 - P.476

文献概要

 腸内ガス

 乳幼児の腸内ガス分布と成人のそれとは異るが,正常成人でみられる消化管内ガスは胃泡,十二指腸球部,結腸(特に肝,脾彎曲)および直腸である.しかし,個人差が大きく,同一個人でも腸内ガス分布は刻々と変わる.一般に成人における小腸内ガスはすべて異常といわれているが,著者にはやや異論がある.

 腸閉塞のX線診断では部位の決定と機械性か麻痺性腸閉塞かを決定することが重要である.部位についていえば,小腸閉塞か大腸閉塞かを診断することを第一歩として,さらに詳細な部位決定を行ないたい.これにはガス像の分布,パターンおよび大きさを検討すればよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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