icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸10巻4号

1975年04月発行

文献概要

今月の主題 症例・研究特集 症例

胃・空腸腫瘍を伴ったレックリングハウゼン病の1症例

著者: 種村一磨1 笹尾哲郎1 服部孝雄1 林雄三2 伊藤千賀子3

所属機関: 1広島大学原爆放射能医学研究所外科 2広島大学医学部第2病理学教室 3原爆被爆者健康管理センター

ページ範囲:P.477 - P.482

文献購入ページに移動
 レックリングハ・ウゼン病(neurofibromatosis,以下レ病と略す)は,1882年von Reckling hausenにょって初めて報告された,café au lait spotsと,多発せる皮膚腫瘤を主徴とする疾患である.出生約3,000人に対し1人の頻度で発生し,濃厚な遺伝関係を有するとされ,最近では,系統的疾患として,骨の変化,中枢神経系腫瘍の合併,消化管腫瘍の合併,副腎褐色細胞腫の合併などが,腫瘍の悪性化の問題とともに注目されている.われわれは,特有な骨変化を有し,胃・空腸腫瘍を伴ったレ病の一症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?