文献詳細
今月の主題 症例・研究特集
症例
文献概要
消化管におけるリンパ濾胞増殖について,1941年Marina-Fiol,RofおよびStrömbeckは,回腸終末部のリンパ濾胞とパイエルリンパ濾胞板の増殖例を報告し,1945年にはGoldenがリンパ濾胞増殖症を局所性回腸炎や腸結核と異なった疾患としてNonsclerosing Ileitisと呼ぶことを提唱した.以来,本邦でも白壁,市川らをはじめとする報告が見られるようになった.
また,低ガンマグロブリン血症に伴う下痢症のが注目されていたが,1966年Hermansらが小腸全体のリンパ濾胞増殖症と低ガンマグロブリン血症の合併例を報告し,病態生理学的意義が注目されはじめた.
しかし,大腸におけるリンパ濾胞増殖症に関する報告は少なく,そのほとんどが小児例である.われわれは成人例を経験し,また免疫面も追及しえたので報告する.
また,低ガンマグロブリン血症に伴う下痢症のが注目されていたが,1966年Hermansらが小腸全体のリンパ濾胞増殖症と低ガンマグロブリン血症の合併例を報告し,病態生理学的意義が注目されはじめた.
しかし,大腸におけるリンパ濾胞増殖症に関する報告は少なく,そのほとんどが小児例である.われわれは成人例を経験し,また免疫面も追及しえたので報告する.
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